長寿の村では、約2,000年前から新芽を食べていた

植物の新芽やつぼみ(ジェモ)は、
成長するためのすべてが凝縮された生命力の宝庫。

新芽のエキスを取り入れる歴史は
実は大変古くからあったのです!

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菜食でありながら長寿を誇る村である
「桃源郷」のモデルでもある
パキスタン北部のフンザでは、

さまざまな植物の新芽を食べていたという記述が
ローマ帝国時代のギリシアの作家であるプルタルコス(46-125)によって残されています。

「桃源郷」のモデルとなった長寿の村があるパキスタンのフンザ渓谷(撮影:Faizan Ahmad)

また、11世紀から12世紀にわたり、
ドイツの修道女、ヒルデガルト・フォン・ビンゲンは
植物の「viridite(生命力)」について語っています。

この言葉は
ジェモセラピーに使われる植物の部位にぴったりです!

ヒルデガルト・フォン・ビンゲンは実際に
カシス、ポプラ、カバノキ、ボダイジュ、シデ、レモンなどの新芽を
人々の病を治すために使用していました。

ヒルデガルド・フォン・ビンゲン

また、中世の錬金術師は
新芽、根、種は
植物の生命力の源であると考え、

春には新芽から
秋には根と種から
生命力を分けていただいていたそうです。

このようにして
新芽の力への興味は

錬金術師から化学者、医師へと
受け継がれていったのです。

そして1950年、
ポールヘンリー医師により
ジェモセラピーは科学と医学の視点から確立されていったのです。

ポールヘンリー医師

ポールヘンリー医師は
新芽の中の幹細胞の成分に注目し、
患者さんにもたらす効果を調べていきました。

現在、さまざまな効果が知られるようになり、
ジェモセラピーは
代替療法のひとつとして注目され始めています。

それは人だけでなく
犬や猫などのペットにも
使用されるようになりました。

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このように2000年近くにわたり、
新芽の可能性は人々から支持されてきたのでした。

冒頭で述べた通り、
最初見つかったのは
長寿の村で新芽を食べていたという事実。

実は、私たちも新芽を食べる習慣があります。

タラノメの天ぷらは春の風物詩ですね!

タラノメには血中コレステロールを下げる効果があるなど、
最近では人に対する効果も見つかってきています。

それだけでなく、もっと身近なものも
新芽(新葉)から作られています。

お茶です!

春になると、
お茶畑では葉のてっぺんの淡い緑の部分(とても柔らかいです)を摘み、
摘みたての茶葉を蒸して作ります。

お茶にもたくさんの
ポリフェノールが含まれていますよね!

また、健康維持に良いという報告も
多くあります。

このように日本でも昔から
新芽を身近な食品として
取り入れてきたのです。

そんな新芽を手軽に取り入れられるのが、
ジェモエッセンス。

ジェモエッセンスの良さは、
水に入れて垂らすだけの手軽さにあります。

忙しい朝に、疲れを感じる夜に、
お水に垂らして飲んでみてくださいね。